先放日文
本郷奏多インタビュー ダークなイメージは「“実はいい人”って思われるからプラス」!?
「ルールの外で生きる人间を演じることが多いけど、仆自身はごく平凡で、物事のルールに沿って生きていくタイプの人间なんですよ」――本郷奏多はボヤくようにそう语る。『GOTH』や『GANTZ』シリーズでスクリーンに映る彼の歪んだ笑みを见たときは、これが10代の俳优の表情かと戦栗さえ覚えたが、目の前ではにかむように控えめな笑みを浮かべる彼を见ると、実は生きることに不器用なタイプなのかもしれないと思えてくる。まもなく放送が始まる深夜ドラマ「リアル鬼ごっこ THE ORIGIN」で连続TVドラマの初単独主演を务める本郷さん。22歳の素颜に迫る!
原作は、中高生の间で突出した人気を夸る作家・山田悠介のデビュー作にして代表作。増えすぎた「佐藤」姓の人口を减らすために新たに就任した王が、全国の「佐藤」を対象とした命悬けの“鬼ごっこ”を行なうことを宣言。本郷さんは、この问答无用の処刑ゲームに投げ込まれ、鬼たちの捕获対象となってしまう主人公・佐藤翼を演じている。
本郷さんと同世代の若年层から绝大な支持を集める原作、しかもすでに実写映画としてシリーズ化までされている作品で、新たに主演を张ることにプレッシャーはなかったのか? そんなこちらの问いに「それは全く感じなかったですね」と言い切る。
「お话をいただくまで原作を読んだことはなかったんですが、もちろん作品は知っていたし、人気小说だからこそ面白い作品になりそうだと思いました。俳优をやっている人间の中で、こうした状况をネガティブに考えるタイプって実はほとんどいないんじゃないかと思いますよ」。
何とも頼もしい言叶だが、先述の『GOTH』、『GANTZ』に『NANA2』、『テニスの王子様』などこれまでにも多くの热狂的なファンを抱える小说や漫画の実写作品で重要な役どころを演じてきた彼にとっては、作品に参加する上でもはやごく当たり前の前提として受け止められるのかもしれない。
今回、脚本と合わせて原作に目を通してみて、连続ドラマという形で改めて映像化することの面白さを见出したとも语る。
「原作では翼と父亲のエピソードがあり、そこで物语が一つ完结していて、次に亲友の洋とのエピソード、妹とのエピソードと独立した形で描かれているんです。ドラマ版ではそれぞれの登场人物が络み合い、物语が进むにつれて复雑に交错して、物语がより深く强固になっていく。そこは连続ドラマならではの面白さと感じてもらえると思います」。
当然のことながら、各话で壮绝な鬼ごっこが缲り広げられており、本郷さんも走って走って走りまくる! ドラマは30分×12话だが、実际に使用されなかったカットも含めるととんでもない距离を全力で駆けたことになる。
「そこはかなりキツかったです(苦笑)。相当走りましたよ。カメラが回っている限り、休むわけにはいかないですから。台本では2~3行の描写でも、现场に行ってみないとどれくらいのカット数で撮るのかが分からない。また监督は监督で、一発でいい画が撮れても『せっかくだから、逆の方向からも走っとこうか?』とか言い出すし! 何が『せっかく』なんだ!? って思いつつ、颜が映ってないところではすごくブサイクな颜でハーハー言いながら走っていました。ランの魅力? いや、正直…仆には分かりませんね。っていうか、しばらくはもう走りませんよ!」。