# 280 TOMORROW NEVER DIES
前回の続き。爱理は阶段の上。播磨は下に。
播磨「……ま、なんだ。マックスとかいう奴に大体の话は闻いたんだがよぉ。
テメーもいい年こいたオトナだろ?
生活费くらいバイトして稼いだらいんじゃね?」
爱理「……………。それを言いに? わざわざ?」
播磨「おう」
クラッと倒れそうになる爱理。
爱理(こいつはどこまでサイテーな男なんだろう……)
爱理、引きつり気味の笑颜を受かべる。
爱理「あの……気持ちは嬉しいけど、帰って。
あのね。うちは母が病気で働けないの。
私はいいけど、母にまで苦労かけたくないの。わかる?」
播磨「…ふーん。そーなんだ」
爱理「そうよ」
播磨、爱理の目をじっと见据え、
播磨「気にくわねえ」
爱理「何が?」
爱理の颜から笑みが消える。
播磨「全部だ! 全っっ部! この状况も。お前の态度も。お前の事情も。お前の眼も!」
播磨、亲指で自分を指差し、
播磨「テメーのお袋の分は…俺が働く!! これで文句ねえだろうが!!」
爱理「は? な……! ………! 何言ってんの!? そんなこと……できるわけないでしょ……!
だいたい私が食べさせてもらってるみたい。イヤよ! 绝っ対イヤ!」
播磨、阶段をのぼり始める。
播磨「そんなもん、やってみにゃわからんだろが。それに、别に恩を売ろうなんて思わねえ! 俺ァ一回お前に助けられた!」
爱理「助けた…!? いつ…!?」
播磨「马鹿みてえな以前の自分に戻っちまいそうな时に、テメーの渇で目が覚めた! 正直、危ねーとこだった。
だから、今度は俺が助ける番だ」
播磨、爱理の手を取る。
播磨「俺を頼れ!」
爱理の眼前に身体を寄せる播磨。
播磨「それが友情ってもんだろうが」
爱理「…………………」
播磨の迫力に押されていた爱理、少し沈黙の后、口を开く。
爱理「じゃあ、ひとつ頼みごとがあるわ」
播磨「おう!」
爱理「闻いての通り、私の実家の人々は体面で私を呼び戻そうとしているだけで、心底私が必要なわけじゃない」
播磨「おう」
爱理「相応の理由があれば、彼らもあきらめるわ、きっと。だから……」
爱理、颜を真っ赤にして、告げる。
爱理「アンタ……私の婚约者になってくれる?」
爱理「それが私の……友达としてのお愿いよ!」
播磨、ただただビックリ。
爱理「…勿论フリだけだけど、私の実家や…世间にとって、アンタはそういう立场になるのよ。
それをアンタ、頼まれてくれる?」
播磨「…………!」
颜を歪める播磨。苦悩の表情。
爱理「………………」
目を闭じる爱理。
爱理「马鹿……冗谈よ………」
そして、その目からこぼれる涙。
爱理「好きな娘いるのに、出来っこないじゃん……」
再び爱理の涙を目にした播磨。
爱理、播磨から手を离して、
爱理「じゃあね……バイバイ」
播磨「お嬢!!!」
爱理の手首を掴む播磨。
背を向けかけていた爱理、振り返る。両目からはすでに涙が溢れている。
そして、播磨、どこまでも真剣な表情で、告げる。
播磨「…のるゼ! その话!」
笑颜を浮かべる爱理。涙を流したまま、しかし、嬉しそうに。
爱理「アンタって———」
播磨に、キュッと抱きつく爱理。
爱理「ホンッッッットに马鹿よね!」
播磨「な……ちょ、よせ、バカヤ……!」
その様子を、じーーーっと见ている约二名。
美琴「………あの。まだいるんだけど。私ら二阶に」
美琴、颜が真っ赤。
晶の手にはデジカメ。どうやら一部始终が収められている模様。
爱理「违うの!!」
さらに颜を真っ赤にして、播磨を突き飞ばす爱理。
ドンガラドンガラと阶段を転げ落ちていく播磨。
前回の続き。爱理は阶段の上。播磨は下に。
播磨「……ま、なんだ。マックスとかいう奴に大体の话は闻いたんだがよぉ。
テメーもいい年こいたオトナだろ?
生活费くらいバイトして稼いだらいんじゃね?」
爱理「……………。それを言いに? わざわざ?」
播磨「おう」
クラッと倒れそうになる爱理。
爱理(こいつはどこまでサイテーな男なんだろう……)
爱理、引きつり気味の笑颜を受かべる。
爱理「あの……気持ちは嬉しいけど、帰って。
あのね。うちは母が病気で働けないの。
私はいいけど、母にまで苦労かけたくないの。わかる?」
播磨「…ふーん。そーなんだ」
爱理「そうよ」
播磨、爱理の目をじっと见据え、
播磨「気にくわねえ」
爱理「何が?」
爱理の颜から笑みが消える。
播磨「全部だ! 全っっ部! この状况も。お前の态度も。お前の事情も。お前の眼も!」
播磨、亲指で自分を指差し、
播磨「テメーのお袋の分は…俺が働く!! これで文句ねえだろうが!!」
爱理「は? な……! ………! 何言ってんの!? そんなこと……できるわけないでしょ……!
だいたい私が食べさせてもらってるみたい。イヤよ! 绝っ対イヤ!」
播磨、阶段をのぼり始める。
播磨「そんなもん、やってみにゃわからんだろが。それに、别に恩を売ろうなんて思わねえ! 俺ァ一回お前に助けられた!」
爱理「助けた…!? いつ…!?」
播磨「马鹿みてえな以前の自分に戻っちまいそうな时に、テメーの渇で目が覚めた! 正直、危ねーとこだった。
だから、今度は俺が助ける番だ」
播磨、爱理の手を取る。
播磨「俺を頼れ!」
爱理の眼前に身体を寄せる播磨。
播磨「それが友情ってもんだろうが」
爱理「…………………」
播磨の迫力に押されていた爱理、少し沈黙の后、口を开く。
爱理「じゃあ、ひとつ頼みごとがあるわ」
播磨「おう!」
爱理「闻いての通り、私の実家の人々は体面で私を呼び戻そうとしているだけで、心底私が必要なわけじゃない」
播磨「おう」
爱理「相応の理由があれば、彼らもあきらめるわ、きっと。だから……」
爱理、颜を真っ赤にして、告げる。
爱理「アンタ……私の婚约者になってくれる?」
爱理「それが私の……友达としてのお愿いよ!」
播磨、ただただビックリ。
爱理「…勿论フリだけだけど、私の実家や…世间にとって、アンタはそういう立场になるのよ。
それをアンタ、頼まれてくれる?」
播磨「…………!」
颜を歪める播磨。苦悩の表情。
爱理「………………」
目を闭じる爱理。
爱理「马鹿……冗谈よ………」
そして、その目からこぼれる涙。
爱理「好きな娘いるのに、出来っこないじゃん……」
再び爱理の涙を目にした播磨。
爱理、播磨から手を离して、
爱理「じゃあね……バイバイ」
播磨「お嬢!!!」
爱理の手首を掴む播磨。
背を向けかけていた爱理、振り返る。両目からはすでに涙が溢れている。
そして、播磨、どこまでも真剣な表情で、告げる。
播磨「…のるゼ! その话!」
笑颜を浮かべる爱理。涙を流したまま、しかし、嬉しそうに。
爱理「アンタって———」
播磨に、キュッと抱きつく爱理。
爱理「ホンッッッットに马鹿よね!」
播磨「な……ちょ、よせ、バカヤ……!」
その様子を、じーーーっと见ている约二名。
美琴「………あの。まだいるんだけど。私ら二阶に」
美琴、颜が真っ赤。
晶の手にはデジカメ。どうやら一部始终が収められている模様。
爱理「违うの!!」
さらに颜を真っ赤にして、播磨を突き飞ばす爱理。
ドンガラドンガラと阶段を転げ落ちていく播磨。