スノウ ジャック カノン
「メリークリスマス♪」
カノン
「と言っても、クリスマスには少し早いんじゃない?」
スノウ
「そうなんですが、色々と大人の事情がありまして」
カノン
「あぁ、なるほどね。そういう事なら仕方ないか。 ところで、隊長はそんなに大事そうに何を持ってるわけ?」
ジャック
「え!? あ、あの……ケ、ケーキを作ったんです……」
カノン
「は!? ケーキって生モノでしょ。2日も前から用意して大丈夫なの?」
スノウ
「あまり大丈夫ではないとは思うのですが…… 今の気温でしたらギリギリ保つのではないでしょうか。
隊長は、そのケーキを女王のために作ったのですか?」
ジャック
「は、はい! そ、そうです! いちごをたっぷり使ったケーキで……」
カノン
「ふーん。隊長が作るものはいつも味はそれなりに美味しいのにデザインが壊滅的だよね。今回は大丈夫なの?」
ジャック
「え? あ、だ、大丈夫……かと思います。 女王様をイメージして作っているので……」
カノン
「それ……本当に大丈夫?
すっごく嫌な予感しかしないんだけど」
スノウ
「ふふっ。いいじゃないですか、クリスマスですし。 きっと女王も喜んでくれますよ」
ジャック
「そ、そうでしょうか!?」
カノン
「わぁ!? いきなり大声出さないでよ!!
驚いてリースとプレゼントを落とすところだったでしょ」
ジャック
「!? す、すみません……!」
スノウ
「ふふっ。では、そろそろプレゼントを届けに行きましょうか」