○廊下(王立病院)
姬樣を待っているベアトリス。
そこにコーヒーを持ったドロシーが来て。
ドロシー「ほい。あんたの分」
ベアトリス「敵から、ほどこしを受ける謂われはありません。何か入ってるか分かりませんし」
ドロシー「敵って……」と、苦笑する。
ベアトリス「私が守るんです。私が、姫様を……」と、強く手を握りしめる。
○病室(王立病院)
アンジェとプリンセスだけがいる。
プリンセス「チェンジリング作戦!?」
アンジェ「西側政府は、プリンセスと私を入れ替わらせることで、東側をコントロールしようとしてる」
プリンセス「大胆なことを考えたものね。それで、入れ替わられた私はどうなるの?」
アンジェ「……」
プリンセス「殺されるのね」と笑顔で言う。
ハッとするアンジェ。
アンジェ「させない。そんなこと絶対に」
プリンセス「でも、そういう命令なんでしょう?」
アンジェ「だから……逃げよう、プリンセス。西でも東でもない、遠い国へ。そのために私は、このチェンジリング作戦に乗ったんだから」
プリンセス「だから、ドロシーさんにも秘密にしてたのね。私たちが古い知り合いだってこと」
アンジェ「逃走先は確保してある。地中海に面した田舍町で、海の見える丘に、小さな白い家があるんだ。プリンセスも、きっと気に入る」
プリンセス「ありがとう、アンジェ」と微笑むが。
プリンセス「でも……ダメ、まだ壁を壊してないわ」
アンジェ「可能性が低すぎる。それは合理的な判断とは言えない」
プリンセス「アンジェは、合理的な判断で、このかび臭い王国にやってきたの?」押し黙ってしまうアンジェ。
プリンセス「私ね、堂々と幸せになりたいの」
アンジェ「え?」
プリンセス「壁を壊して、東も西もなくなれば、私たち普通のお友達に戻れるでしょ」
アンジェ「……! そのために?」
プリンセス「もちろん、それだけじゃないわ。あの壁のせいで、たくさんの悲劇が起こっている。今、この瞬間にも」
アンジェ「君はもう……《プリンセス》なんだね」
プリンセス「アンジェ、あなたのおかげよ」
アンジェ「……(複雑)」
○OP
○クイーンズ‧メイフェア校外觀
○部室(クイーンズ‧メイフェア校)
室內にはアンジェ、ドロシー、ベアトリス、まだ腕に包帯を卷いたままのプリンセスがいる。
アンジェ「新しいミッションが届いた」と、机に指示書を置く。
机にはプリンセスとベアトリスのディーカップだけがある。
ドロシーは自分で持ち込んだらしい、スキットル(洋画などで、ウィスキーを飲む灣曲した水筒のこと)が置いてある。
アンジェの前にだけは何もなし。
アンジェ「来週末、西側から@@@大臣がやってくる。ミッションは、彼を暗殺から守ること」
プリンセス「あら。@@@大臣なら、@@の式典でお会いするわ。女王陛下の名代として」
ドロシー「@@式典は、暗殺者にとって最も狙いやすいポイントだ」
ベアトリス「まさか、姫様に暗殺者をなんとかしろっていうんじゃ」
(此处有一段没有被拍进去)
アンジェ「説明しても信じないだろうから」と、髪をひもとく。
ベアトリス「えっ?」
スプレーで、髪の染料を落としていく。
襟元を整える。髪型を変える。表情が柔らかく変わる。
楽しそうに見ているドロシー。
プリンセスもどこか楽しそう。
ひたすら驚いているベアトリス。
あっという間に、アンジェがプリンセスになる。
ベアトリス「そん、な.....!」
アンジェ「もう一度、作戦を確認する。式典当日、私がプリンセスと入れ替わって、至近距離から大臣をガードする」
ベアトリス「そっ、そんなのダメです。外見だけ似てたって、プリンセスの代わりは務まりませんよ」
アンジェ「だから、教えてもらう」と、プリンセスを見て。
(没了)
姬樣を待っているベアトリス。
そこにコーヒーを持ったドロシーが来て。
ドロシー「ほい。あんたの分」
ベアトリス「敵から、ほどこしを受ける謂われはありません。何か入ってるか分かりませんし」
ドロシー「敵って……」と、苦笑する。
ベアトリス「私が守るんです。私が、姫様を……」と、強く手を握りしめる。
○病室(王立病院)
アンジェとプリンセスだけがいる。
プリンセス「チェンジリング作戦!?」
アンジェ「西側政府は、プリンセスと私を入れ替わらせることで、東側をコントロールしようとしてる」
プリンセス「大胆なことを考えたものね。それで、入れ替わられた私はどうなるの?」
アンジェ「……」
プリンセス「殺されるのね」と笑顔で言う。
ハッとするアンジェ。
アンジェ「させない。そんなこと絶対に」
プリンセス「でも、そういう命令なんでしょう?」
アンジェ「だから……逃げよう、プリンセス。西でも東でもない、遠い国へ。そのために私は、このチェンジリング作戦に乗ったんだから」
プリンセス「だから、ドロシーさんにも秘密にしてたのね。私たちが古い知り合いだってこと」
アンジェ「逃走先は確保してある。地中海に面した田舍町で、海の見える丘に、小さな白い家があるんだ。プリンセスも、きっと気に入る」
プリンセス「ありがとう、アンジェ」と微笑むが。
プリンセス「でも……ダメ、まだ壁を壊してないわ」
アンジェ「可能性が低すぎる。それは合理的な判断とは言えない」
プリンセス「アンジェは、合理的な判断で、このかび臭い王国にやってきたの?」押し黙ってしまうアンジェ。
プリンセス「私ね、堂々と幸せになりたいの」
アンジェ「え?」
プリンセス「壁を壊して、東も西もなくなれば、私たち普通のお友達に戻れるでしょ」
アンジェ「……! そのために?」
プリンセス「もちろん、それだけじゃないわ。あの壁のせいで、たくさんの悲劇が起こっている。今、この瞬間にも」
アンジェ「君はもう……《プリンセス》なんだね」
プリンセス「アンジェ、あなたのおかげよ」
アンジェ「……(複雑)」
○OP
○クイーンズ‧メイフェア校外觀
○部室(クイーンズ‧メイフェア校)
室內にはアンジェ、ドロシー、ベアトリス、まだ腕に包帯を卷いたままのプリンセスがいる。
アンジェ「新しいミッションが届いた」と、机に指示書を置く。
机にはプリンセスとベアトリスのディーカップだけがある。
ドロシーは自分で持ち込んだらしい、スキットル(洋画などで、ウィスキーを飲む灣曲した水筒のこと)が置いてある。
アンジェの前にだけは何もなし。
アンジェ「来週末、西側から@@@大臣がやってくる。ミッションは、彼を暗殺から守ること」
プリンセス「あら。@@@大臣なら、@@の式典でお会いするわ。女王陛下の名代として」
ドロシー「@@式典は、暗殺者にとって最も狙いやすいポイントだ」
ベアトリス「まさか、姫様に暗殺者をなんとかしろっていうんじゃ」
(此处有一段没有被拍进去)
アンジェ「説明しても信じないだろうから」と、髪をひもとく。
ベアトリス「えっ?」
スプレーで、髪の染料を落としていく。
襟元を整える。髪型を変える。表情が柔らかく変わる。
楽しそうに見ているドロシー。
プリンセスもどこか楽しそう。
ひたすら驚いているベアトリス。
あっという間に、アンジェがプリンセスになる。
ベアトリス「そん、な.....!」
アンジェ「もう一度、作戦を確認する。式典当日、私がプリンセスと入れ替わって、至近距離から大臣をガードする」
ベアトリス「そっ、そんなのダメです。外見だけ似てたって、プリンセスの代わりは務まりませんよ」
アンジェ「だから、教えてもらう」と、プリンセスを見て。
(没了)