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个人作品「自伝・雨模様」

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二楼开始正文


1楼2019-03-24 20:09回复
    空は雨だった
    雨は古来より万物に潤いを与え「恵みの雨」とも呼ばれている
    だが、オレは雨が嫌いだった、なぜなら雨はすべてを洗い流すからだ
    人間の悲しみや痛み、喜びや楽しさなどの感情を雨はすべて流してくれる、忘れちゃいけないものも、雨はただ自分の役目に従い、洗い流すのみ
    別にオレは晴天が好きというわけではない、ただどうしても雨の存在が気にくわないだけさ。
    オレ、とある大学一年生、趣味はほぼインドア系、晴れようが雨だろうがオレには関係ない話だ。いつからだろうが、オレが雨を嫌いになったのはわからない・・・・・自分自身に問いかけても答えは出てこない、一つわかってることがあるとすれば、おれは「雨」のことが好きになれない。


    2楼2019-03-24 20:10
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      4月○○日、季節は春だった、この時期の空は幼い赤ん坊の機嫌のように、あっという間に変わってしまう。今日の「赤ん坊」の機嫌はあまり麗しくないようだ
      雨が降り始めた
      「くっそ!今日も雨かよ!」
      傘を基本持ち歩かないオレにとっては、このタイミングでの雨は最悪だった
      「うわ、ズボンが濡れる」
      オレは走り出した、これ以上濡れないように避難所を探し、目指した
      そうしたら、ふっと一輪の小さな花が目に留まった
      どうしてなんだろう、その何の変哲もない、たっだ一輪の花にオレはつい目がいってしまったのだろうが


      3楼2019-03-29 23:58
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        真っ赤な花だった、そんな花にオレは自分の姿を重ねたのかもしれない。受験に失敗し、行く場所を失ったオレは「容赦のない雨に打たれている、この一輪の花」のようだと感じたかも、今にも雨のせいで折れそうな花は、
        まるで自分の「心」のようだった
        「そっか、お前もこの有り様か...」オレは感慨深く呟いた
        あぁ、小・中では天才と呼ばれたオレは、どうしてこんな大学に入ってしまったのであろうか、センター試験の天は決して悪くなかった、こんなに落ちぶれているのは、ほかならぬ己の「傲慢」の所為だった


        4楼2019-03-30 00:35
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          「傲慢」とは神の定めた七つの大罪にも数えられる人間の業、オレは「天才」と呼ばれたゆえ、プライドは人一倍強かった、プライドを捨てることができず、努力も嫌ったオレは、こんな落ちこぼれが集まる場所に来るのは、運命の定めなのかもしれません
          「おっと、こんな所で休んでる場合ではない、入学式が始まっちゃう」
          雨は若干弱まった
          今のうちに!とオレは心を決め、集合場所へと勢いよく走り出した、集合場所についたあと、担当者から短い説明を聞き、オレたち新一年生の入学式が始まった


          5楼2019-03-30 00:40
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            「実につまらない入学式、そしてつまらない人間にふさわしい学校だ」とオレは自嘲気味に思った
            聞きたいと思わせないような演説、聞く気もない生徒の態度にオレは苛立ちを覚えた、それは「学校や生徒」もしくは「オレ自身」のどっちに対するものなのかは、自分にはわかりませんでした。あるいはその両方に対するものだったかもしれない
            気付けば長い演説が終わり、サークルの紹介が始まった。回りが一変し明るくなり、重苦しい雰囲気から徐々に開放されたが、どうやらオレは未だに感慨深い思いから抜け出せないようだ。受け入れがたい現実、認めることのできない「今」の自分の姿、それらが無情にもわが身に冷たく、重くのしかかるのです。この傷跡は、これからどれほどの時間をかけても、決して癒されることはない、一生オレに付きまとうのであろう


            6楼2019-03-30 00:49
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              外の雨は続いた、具体的にどれほどの時間を降り続いたのか、オレにはわからない、しかし、一つわかっているのは、オレが入学式来て以来「それ」はずっと降り続いている
              「まるでオレの感情を読んでいるようだな、今日の天気は....」
              実に気にくわない、と無性に腹が立った
              オレは苛立っていた、それは雨ではなく、自分に対するものだと最初から知っている。この怒り、悲しみ、情けない姿を「自分以外」の「誰か」にぶつけたかった、すべては自分は弱かったせいだ


              7楼2019-03-30 00:54
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                オレは、一人の人間だ、今の自分が抱いている感情を抱え込むには、あまりにも非力であり、脆弱であった。だからこそ
                この雨に「全て」を流してほしかった、今まで築いてきた、すべてのものを
                だが、雨はオレの期待には応じてくれない、応じるはずがなかった。オレの築いてきた、「巨大な防波堤」は雨ごときのものでは流せない、今までの自分が歩いて来た、「栄光ある道」は長く、そしてまた終わりが見えていない
                入学式は終わった、すべての生徒が一斉に退場し、オレも生徒達に紛れて退出した


                8楼2019-03-30 01:09
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                  空は雨だった、人々は傘を差し、帰路に着いた
                  何度もいうが、オレは雨が嫌いだ、流さなくでも良いものを流し、流して欲しいものに限って流せないのだから
                  空は雨だった、生徒のほとんどは既に家に戻り、家族で入学の祝いでもしているのだろう、だけど、オレの足取りは重かった。
                  雨は軽浮な感情を消し去っていく、一時的な快楽、一時的な悲しみ、一時的な苦痛。本当に大切な気持ちは、そっと通り過ぎるだけで、流さないのです
                  「そっか。これを忘れてはいけないのか。オレは、また、解放されてはならないのか。」
                  オレはふっと笑った、笑わずにはいられないからだ。事実とは、時にこんなに滑稽であるとは!
                  「ならば、今は、雨でいい
                   いや、雨がいい.......」 -fin-完


                  9楼2019-03-30 01:19
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                    😓不明觉厉


                    IP属地:四川来自Android客户端10楼2019-04-01 12:02
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