購入特典の掌編は、お住まいによっては手に入れづらかったりするのが気になっていて、時間がたてばいずれ読めるという意味で「 次の巻のプロロ一グ」にさせていただいています。
でも10巻は書き出しにまだ迷いがあり、全然別の内容になるかも(このプロロ一グと矛盾する本編にはならない予定ですが)。

河野裕『さよならの言い方なんて知らない。9』購入特典
2024年7月29日、河野裕『さよならの言い方なんて知らない。９』が刊行となります。
今回の購入特典は著者・河野さんによる書き下ろし掌編です。（配布店舗は、本記事の末尾に掲載されています。ご確認ください。）

新潮文庫nex『さよならの言い方なんて知らない。9』河野裕著
ここ数巻、特典には「次巻のプロローグ（仮）」を用意させていただいています。
あくまで（仮）となりますので、次の巻での「違い」も楽しんでいただきたいのですが、今回の掌編には衝撃的な文言が書かれています。
――おそらくこのループで、架見崎の決着がつく。
これには、担当編集もびっくり、です。
当然ながら、第10巻は河野さんがこれから執筆されるので、この一体どんな形の「決着」が待っているのか、僕にもまったく検討がつきません。
（そして、想像するに「決着」といっても、次巻で本シリーズが終わることは、まだないような気がします。）
とはいえ、この第9巻含めて、物語が大きく動き始めているのは間違いなく、これからの架見崎シリーズはますます目の離せない物語となります。
日本ではもちろん、海の向こうの国々では「AI」に関する議論や法規制が連日話題になっています。
本作で登場する「アポリア」が、僕たちの「リアル」な問題として立ちはだかる日も、決して遠くないのかもしれません。
読後はそんなことも考えさせられる第9巻、ぜひ楽しんでいただけたら、と。
（最後に、今回もお願いを。
本掌編は必ず、第9巻を「読み終わった後」に、目を通してください……！
いつものように次の巻が楽しみになると同時に、過去のシリーズも読み返したくこと間違いなし、です。）
購入特典配布店一覧（都道府県別に並んでいます）
※未掲載店舗でも取扱がある場合がございます。
※特典は数量限定につき、なくなり次第終了となります。予めご了承ください。
※店舗により配布方法は異なる場合がございます。

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