ものの音や状態などを表す擬音語・擬態語(オノマトペ)は外国語にもある。南欧のバスク語で「グルカグルカ」とは、水などを飲む時のごくごくにあたるそうだ。インドネシアのカンベラ語の「ンブトゥ」は、重い物が落ちた音。日本語ならば、どさりだろうか。今井むつみ、秋田喜美著『言語の本質』に教わった▼
今井睦与秋田喜美的著书《语言的本质》中告诉我们:外语中也有表达事物声音和状态的拟声拟态词(onomatopēe)。据说,在南欧巴斯克语中,“咕噜咔咕噜咔”表示喝水时ごくごく(咕嘟咕嘟)的声音。印度尼西亚的堪贝拉语(音译)中,“唔噗通”表示重物掉落的声音。日语的话,可能就是どさり(咚)的感觉。
全く知らない言語なのに、音の響きから何となく雰囲気は伝わってくるのがおもしろい。名は体を表す。ウサギとヘビの写真を並べ、どちらが「もふもふ」しているかと外国の人に聞いたら、意外と正解率は高いのかもしれない▼
尽管是完全不懂的语言,但从词汇的音律中仍能大概明白是什么感觉,真是有趣。名副其实。若把兔子和蛇的照片并放在一起,问外国人哪个更もふもふ(毛茸茸),他们回答的正确率兴许高得令人意外。
動物の毛などが豊かでやわらかい触り心地であるさま、とデジタル大辞泉は説く。2000年代に生まれた表現だ。文化庁の「国語に関する世論調査」で、52%が「もふもふ」を使うことがあると答えた。もはや定着したといっていいのだろう▼
数字版大辞泉解释道:“形容动物的毛发丰厚且触感柔软”。もふもふ(毛茸茸)这一表达源于2000年代。在文化厅的“关于国语的民意调查”中,有52%的人表示他们会偶尔使用もふもふ(毛茸茸)这个词。这一表达可以说已经深入人心了。
三島由紀夫は、こうしたことば遣いに厳しかった。抽象性がなく、子どもや女性の文章に多く、言語本来の機能をもたない堕落した形だ、と『文章読本』でやっつけている。どうも意見があわない▼
三岛由纪夫对这类拟声拟态词颇为苛责。他在《文章读本》中批评这类词语缺乏抽象性,多见于儿童和女性的文章,称其为一种没有语言本质功能的堕落形式。显然他的意见与大众认知不合。
冒頭の本が、オノマトペの弁護士役を買って出ている。他のことばと同じように、時代で意味が変わり、新たな表現も生み出せる。「一人前の言語の一員」である、と▼
开篇提到的《语言的本质》一书主动为拟声词辩护。就像其他词汇一样,随着时代的更迭,语义也会产生变化,诞生出新的表达。书中称之为“成熟语言的一员”。
例えば「きらめく」も「よろける」も、もとはオノマトペだった。これから先、どんな新しいことばが日本語に登場するのか。きょろきょろ、どきどき、にやにやしながら見守る。
例如“闪烁”和“踉跄”,起初也是拟声拟态词。今后,日语中还会出现怎样的新词汇呢?我将きょろきょろ(滴溜儿地)、どきどき(怦怦地)、にやにや(笑眯眯地)期待着它们的出现。
单词解析
1.触り心地「さわりごこち」
触感。
【例句】遠隔・非接触でも、化粧品の触り心地を視覚や聴覚を通して体験できる。
2.定着する「ていちゃくする」
固着,附着,定居场所或地位稳定下来固定,扎根新的文化现象,学说等得到社会的承认。
【例句】「ら」抜きことばは若者の間に定着している。
3.やっつける
干掉;杀掉;打败,击败。
【例句】彼らをやっつけるために、僕らは一生懸命に練習した。
4.買って出る「かってでる」
主动承担。
【例句】僕が買って出るしかない。
5.よろける
踉踉跄跄。
【例句】急に押されてよろける。
【翻译心得】
原文:動物の毛などが豊かでやわらかい触り心地であるさま、とデジタル大辞泉は説く。2000年代に生まれた表現だ。
译文:数字版大辞泉解释道:“形容动物的毛发丰厚且触感柔软”。もふもふ(毛茸茸)这一表达源于2000年代。
分析:日译汉时,为了让句子更加通顺自然,可以适当调整原句的语序,使之符合汉语读者的阅读习惯。同时,可以为读者适当补充缺省内容,帮助读者更快掌握原文信息。
【背景知识】
オノマトペ
「オノマトペ」、不思議な響きをもつ言葉ですよね。もともとは、古代ギリシア語の「onoma(名前)」と「poiein(作る)」を組み合わせた「onomatopoiia(オノマトポイーア)」に由来するとされています。ちなみに、英語では「onomatopoeia(オノマトペア)」、フランス語では「onomatopēe(オノマトペ)」と呼ばれているようです。
日本では「オノマトペ」と呼ばれるのが一般的ですが、「オノマトピア」「オノマトペア」ということもありますよ。
今井睦与秋田喜美的著书《语言的本质》中告诉我们:外语中也有表达事物声音和状态的拟声拟态词(onomatopēe)。据说,在南欧巴斯克语中,“咕噜咔咕噜咔”表示喝水时ごくごく(咕嘟咕嘟)的声音。印度尼西亚的堪贝拉语(音译)中,“唔噗通”表示重物掉落的声音。日语的话,可能就是どさり(咚)的感觉。
全く知らない言語なのに、音の響きから何となく雰囲気は伝わってくるのがおもしろい。名は体を表す。ウサギとヘビの写真を並べ、どちらが「もふもふ」しているかと外国の人に聞いたら、意外と正解率は高いのかもしれない▼
尽管是完全不懂的语言,但从词汇的音律中仍能大概明白是什么感觉,真是有趣。名副其实。若把兔子和蛇的照片并放在一起,问外国人哪个更もふもふ(毛茸茸),他们回答的正确率兴许高得令人意外。
動物の毛などが豊かでやわらかい触り心地であるさま、とデジタル大辞泉は説く。2000年代に生まれた表現だ。文化庁の「国語に関する世論調査」で、52%が「もふもふ」を使うことがあると答えた。もはや定着したといっていいのだろう▼
数字版大辞泉解释道:“形容动物的毛发丰厚且触感柔软”。もふもふ(毛茸茸)这一表达源于2000年代。在文化厅的“关于国语的民意调查”中,有52%的人表示他们会偶尔使用もふもふ(毛茸茸)这个词。这一表达可以说已经深入人心了。
三島由紀夫は、こうしたことば遣いに厳しかった。抽象性がなく、子どもや女性の文章に多く、言語本来の機能をもたない堕落した形だ、と『文章読本』でやっつけている。どうも意見があわない▼
三岛由纪夫对这类拟声拟态词颇为苛责。他在《文章读本》中批评这类词语缺乏抽象性,多见于儿童和女性的文章,称其为一种没有语言本质功能的堕落形式。显然他的意见与大众认知不合。
冒頭の本が、オノマトペの弁護士役を買って出ている。他のことばと同じように、時代で意味が変わり、新たな表現も生み出せる。「一人前の言語の一員」である、と▼
开篇提到的《语言的本质》一书主动为拟声词辩护。就像其他词汇一样,随着时代的更迭,语义也会产生变化,诞生出新的表达。书中称之为“成熟语言的一员”。
例えば「きらめく」も「よろける」も、もとはオノマトペだった。これから先、どんな新しいことばが日本語に登場するのか。きょろきょろ、どきどき、にやにやしながら見守る。
例如“闪烁”和“踉跄”,起初也是拟声拟态词。今后,日语中还会出现怎样的新词汇呢?我将きょろきょろ(滴溜儿地)、どきどき(怦怦地)、にやにや(笑眯眯地)期待着它们的出现。
单词解析
1.触り心地「さわりごこち」
触感。
【例句】遠隔・非接触でも、化粧品の触り心地を視覚や聴覚を通して体験できる。
2.定着する「ていちゃくする」
固着,附着,定居场所或地位稳定下来固定,扎根新的文化现象,学说等得到社会的承认。
【例句】「ら」抜きことばは若者の間に定着している。
3.やっつける
干掉;杀掉;打败,击败。
【例句】彼らをやっつけるために、僕らは一生懸命に練習した。
4.買って出る「かってでる」
主动承担。
【例句】僕が買って出るしかない。
5.よろける
踉踉跄跄。
【例句】急に押されてよろける。
【翻译心得】
原文:動物の毛などが豊かでやわらかい触り心地であるさま、とデジタル大辞泉は説く。2000年代に生まれた表現だ。
译文:数字版大辞泉解释道:“形容动物的毛发丰厚且触感柔软”。もふもふ(毛茸茸)这一表达源于2000年代。
分析:日译汉时,为了让句子更加通顺自然,可以适当调整原句的语序,使之符合汉语读者的阅读习惯。同时,可以为读者适当补充缺省内容,帮助读者更快掌握原文信息。
【背景知识】
オノマトペ
「オノマトペ」、不思議な響きをもつ言葉ですよね。もともとは、古代ギリシア語の「onoma(名前)」と「poiein(作る)」を組み合わせた「onomatopoiia(オノマトポイーア)」に由来するとされています。ちなみに、英語では「onomatopoeia(オノマトペア)」、フランス語では「onomatopēe(オノマトペ)」と呼ばれているようです。
日本では「オノマトペ」と呼ばれるのが一般的ですが、「オノマトピア」「オノマトペア」ということもありますよ。