天声人语吧 关注:129贴子:253
  • 0回复贴,共1

【天声人语・有声版】西田敏行さん逝く(20241019)

只看楼主收藏回复

「釣りバカ日誌」のハマちゃんは今回、映画でどんなバカバカしい宴会芸を披露してくれるのか。それがシリーズのファンの楽しみの一つだった。岩手県釜石市が舞台となった回では、ホタテ貝のビキニ姿になって、腹丸出しでレゲエで踊る▼
在《钓鱼迷日记》系列电影新作中,热爱钓鱼胜于工作的职员滨崎又会带来怎样的滑稽表演呢?这是该系列影迷的一大观影乐趣。还记得故事发生在岩手县釜石市的那部电影里,滨崎身穿扇贝比基尼,露着肚子跳起了雷鬼舞。
「あれはもう完全な即興です」と、西田敏行さんがかつて明かしている。喜劇にはライブ感が必要との思いから、三國連太郎さん演じるスーさんとの会話もアドリブの応酬だった。どこまでが演技で、どこからが地なのか。それほど役が板についていたということだろう▼
饰演滨崎一角的西田敏行曾表示“那完全是即兴演出”。与三国连太郎饰演的铃木社长的对话也是即兴发挥。因为他觉得喜剧需要有临场感。他游刃有余的掌握着表演与自由发挥之间的度。
希代のエンターテイナーが76歳で亡くなった。「西遊記」の猪八戒から池中玄太、ハマちゃん、「探偵!ナイトスクープ」の局長など、世代によって印象に残る場面は異なるかもしれない。それだけ長く愛された▼
这位独一无二的艺人去世了,享年76岁。他的演艺生涯中贡献了众多经典角色,给每一代人留下了不同的印记,一直深受观众喜爱。如《西游记》中的猪八戒、《池中玄太80公斤》中的主角池中玄太、《钓鱼迷日记》中的滨崎、长寿节目《侦探!晚间独家新闻》中的局长等等。
明るくてお人よしという役柄にあう俳優なら大勢いる。でもそれに加えて、すけべで、頑固で、一抹のさびしさも漂わせて……となると、西田さんにかなう人はいまい▼
有很多演员能够饰演开朗、老好人的角色。但是,再加上色迷迷、顽固以及一丝孤独感的特质……这样的角色,非西田先生莫属。
ふるさとの福島から上京してまもないころ、友達ができなかったそうだ。上野動物園のゴリラの悲しそうな表情を見て「ここに同類がいる」と通い詰めた。役者としての原点のように思えて、忘れがたい挿話である▼
据闻,西田敏行离开家乡福岛刚到东京时,没能交到新朋友。他在上野动物园看见大猩猩脸上悲伤的表情时,感觉遇上了同类,于是常常光顾动物园。这段令人难忘的插曲,似乎便是他表演生涯的起点。
人間とは、おかしさの中に悲しさも宿す矛盾の塊だと、回想録で語っている。「それにしても、よくもこんなに膨大な作品で、毎度異なる人物を演じてきたもんだ」。にんまりとした笑顔を記憶に残して、突然逝ってしまった。
他在回忆录中谈到,人是一种既可笑又可悲的矛盾体。“尽管如此,我竟也有幸出演了数量众多的作品,在其中扮演了形形色色的人物。”西田敏行突然离世,他那标志性的笑脸永远留在了人们的记忆中。
单词解析
1.アドリブ
临时穿插,剧本上、乐谱上没有的即兴台词或即兴演奏。
【例句】ジャズのアドリブ練習について説明しています。
2.板につく「いたにつく」
指演员的演技与舞台相和谐之意,引申表示动作,态度等与其地位,职业相符,相吻合之意。根据场合不同可分别译作(演员)演技娴熟,(火候)恰如其分,(工作)得心应手,合适,得当等
【例句】板についた司会ぶり。
3.希代「きだい」
希世,绝代。
【例句】希代なことを言う。
4.敵う「かなう」
可以做到……,敌得过,经得起。
【例句】数学では彼に敵わない。
5.通い詰める「かよいつめる」
经常往返,频繁地往返。
【例句】映画好きだった父の影響で映画館に通い詰める。
【翻译心得】
原文:どこまでが演技で、どこからが地なのか。それほど役が板についていたということだろう。
译文:他游刃有余的掌握着表演与自由发挥之间的度。
分析:原文两句话均是对西田敏行演技的表述,因而翻译时将两句意思结合,译为了一句话,行文更流畅。
【背景知识】
西田敏行さん死去 功績を振り返る 俳優のみならず歌手・司会業…お茶の間沸かせたマルチな才能
俳優の西田敏行(にしだ・としゆき)さんが死去したことが17日、分かった。76歳だった。俳優として数々の名作に出演しただけでなく、歌手としてNHK紅白歌合戦出場、さらに紅白に加え数多くのバラエティー番組で司会をこなすなど、マルチ才能を発揮した。
西田さんは1947年(昭22)11月4日、福島県出身。西田さんは明治大入学と同時に日本演技アカデミー夜間部に入学。67年、TBS「渥美清の泣いてたまるか」でデビューした。1968年に青年座俳優養成所に入り、1970年卒業し座員に。1977年にはテレビ朝日「特捜最前線」、1978年には日本テレビ「西遊記」にレギュラー出演。1980年には日本テレビ「池中玄太80キロ」テレビ朝日「サンキュー先生」で主演を務め、翌1981年にNHK大河ドラマ「おんな太閤記」で準主役を務めるなど、次々と各局の連続ドラマに出演した。
西田さんはNHK大河ドラマに数多く出演した。初出演したのは1972年の「新・平家物語」で、22年の「鎌倉殿の13人」まで12作に出演した1990年「翔ぶが如く」、1995年「八代将軍吉宗」、2000年「葵 徳川三代」では主演に抜てき。2024年10月時点で、大河ドラマ歴代最多主演俳優となっている。
映画「釣りバカ日誌」シリーズは88~09年まで22作に主演し、ハマちゃん役は国民的人気キャラクターに。代表作の1つとなった。
才能は俳優業のみにとどまらない。1981年には歌手デビューし、「もしもピアノが弾けたなら」(池中玄太80キロ主題歌)は大ヒットを記録。NHK紅白歌合戦では司会、歌手、審査員、応援全てで出演経験がある、稀有な存在となった。
愛らしい容姿とキャラクター、俳優としてのアドリブ力に加え、バラエティー番組でも軽快なトークを展開。2001年からは朝日放送「探偵!ナイトスクープ」の2代目局長に就任し、2019年11月22日放送分まで、約19年間にわたりレギュラー出演した。
福島・郡山市出身で、2011年の東日本大震災の際には現地に赴いて復興を支援。復興CM出演に、実話をもとにした映画「遺体 明日への十日間」で主演、震災の自衛隊災害派遣について取り扱った番組「絆~キズナノキオク~」にも出演し、演技で故郷の復興を支えた。
司会・歌手・俳優とマルチに才能を発揮した西田さん。08年に紫綬褒章を受章した。


IP属地:湖北1楼2024-10-21 10:55回复