http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2017/03/10.php
(接上)
前川知大作×長塚圭史演出×藤原竜也主演による舞台『プレイヤー』が、今夏、Bunkamuraシアターコクーンほかにて上演される。
本作のもととなったのは、2006年に前川が自身の劇団「イキウメ」で初演した『PLAYER』。謎の死を遂げた女性が生者を通じ、死後の世界から語りかけるという物語で、死者の声が“選ばれし者(Player)”の身体を利用し“再生(Play)”されるというサイコホラーだ。
初のタッグを組んだ二人は、1年以上にわたる打ち合わせを重ねてきたという。そして、『PLAYER』の戯曲に触発された長塚が、“生きる者が死者の再生装置となっていく劇『PLAYER』”と、“俳優たちが劇作家の言葉を再生する『Play』”を重ね、より大きな物語として構成できないかと発案。それを受け、前川は、自作『PLAYER』を劇中劇として取り込んだ、新たな戯曲『プレイヤー』を書き上げた。現実と物語、俳優役を演じる俳優など、さまざまなレイヤーや入れ子構造が重なり、互いに浸食し合う−−、独自の世界を築いてきた前川&長塚が立ち上げるスリリングな世界が期待できそうだ。
共演には、前川とは5度目のタッグとなる仲村トオルをはじめ、成海璃子、木場勝己、真飛聖など多彩なメンバーが顔をそろえる。
■長塚圭史(演出)
“演出家脳”“作家脳”を持つ二人が、お互いの領域を邪魔しないようにしつつもさまざまな意見を交換し合い、複眼的に作品に向かう豊かな打ち合わせを経ました。すでに刺激的な創作プロセスが始まっており、大きな手応えを感じています。
■前川知大(脚本)
約10年前に上演し、いつかもう一度やりたいと思っていた戯曲『PLAYER』。ここに描いたある種の気持ち悪さや不気味さを長塚さんが面白がってくださり、新たな構造を加えてまたお客さまに観ていただけることになりました。前とはまた別の角度で立ち上がる舞台を、僕自身、楽しみにしています。
■藤原竜也
出演が決まった際は、一人の観客としてずっと観劇をさせていただいてきた長塚さんの演目に、自分が俳優として参加できることを、素直にうれしく思いました。長塚さんや前川さんという、初めて組ませていただく才能のある方々から刺激を受けられることが、今から非常に楽しみです。
新たな自分を発見するため、そして次なるステップに進んでいくためにも、お二人の力をお借りして、この作品を良いモノにしていけたらと思います。
木場さん、仲村さん、成海さんを始め、共演者の方々にもしっかりとした俳優さんがそろっているので、信頼を寄せております。良いお芝居になるように一生懸命頑張って参りますので、今年の夏、ぜひ期待して観に来ていただけたらと思います。
■仲村トオル
出演のお話をいただいて、すごくいい匂いがしたので飛びついたのですが、すごいことが起きそうな予感がします。
演出の長塚さんは舞台の演出家の方としては、2012年の『エッグ』の野田秀樹さん以来の「はじめまして」ですが、僕の中の「初めて押されるスイッチ」を見つけてくれる方のような気がしています。
前川さんの戯曲はSFやあの世のようなお話でありながら、この世で地に足をつけて生きている人に染み入るものがあるところに魅力をですね。未踏の世界に行って、自分的世界新記録を出したいです!
■成海璃子
長塚さん、前川さんはじめ、キャストの方々とも舞台で共演は初めてなので、とても楽しみです。良い作品になるように頑張りたいと思います。
■木場勝己
出演のお話をいただき、作・演出・共演者、そのどれも“相手にとって不足なし”、気持ちが高ぶりました。
演出の長塚さんは、役者としての共演はありましたが、演出される今回をとても期待しています。拝見した中でも特に三好十郎の演出は素晴らしかった。
戯曲の前川さんには、私と世代の違う方の世界観に、期待しています。歳を取るということは、可能性の灯火が小さくなっていくことですが、何とか逆転したい。そんな無謀な気持ちに手を貸してくれるでしょうか。私には絶対書けない前川戯曲に興味津々です。
■真飛聖
出演のお話をいただき、とてもうれしかったです。ストレートプレイは初めてなので、分からないこともたくさんあると思いますが……、素晴らしいメンバーの中に参加できる喜びと、緊張で、今から気持ちが忙しいです。
長塚さんとは以前ドラマでご一緒させていただいているのですが、その時は演者同士の関係性でしたが、今回は演出していただくということで、長塚さんがつくり出す独特ですてきな世界観の中に、どのように自分が存在出来るかが課題になると思いますが、とても楽しみにしています。
戯曲の前川さんにしか生み出せないストーリーの中に自分が役を通して存在させてもらえることがとてもうれしいですし、自分自身まだ気が付いていない何かに出合える気がしています。こんなにも実力ある方々が集まった舞台に参加させていただけて幸せですので、たくさんのことを吸収したいですし、たくさんのことを感じたいです。素直に気持ちでこの夏、ぶつかっていきたいと思います!
(接上)
前川知大作×長塚圭史演出×藤原竜也主演による舞台『プレイヤー』が、今夏、Bunkamuraシアターコクーンほかにて上演される。
本作のもととなったのは、2006年に前川が自身の劇団「イキウメ」で初演した『PLAYER』。謎の死を遂げた女性が生者を通じ、死後の世界から語りかけるという物語で、死者の声が“選ばれし者(Player)”の身体を利用し“再生(Play)”されるというサイコホラーだ。
初のタッグを組んだ二人は、1年以上にわたる打ち合わせを重ねてきたという。そして、『PLAYER』の戯曲に触発された長塚が、“生きる者が死者の再生装置となっていく劇『PLAYER』”と、“俳優たちが劇作家の言葉を再生する『Play』”を重ね、より大きな物語として構成できないかと発案。それを受け、前川は、自作『PLAYER』を劇中劇として取り込んだ、新たな戯曲『プレイヤー』を書き上げた。現実と物語、俳優役を演じる俳優など、さまざまなレイヤーや入れ子構造が重なり、互いに浸食し合う−−、独自の世界を築いてきた前川&長塚が立ち上げるスリリングな世界が期待できそうだ。
共演には、前川とは5度目のタッグとなる仲村トオルをはじめ、成海璃子、木場勝己、真飛聖など多彩なメンバーが顔をそろえる。
■長塚圭史(演出)
“演出家脳”“作家脳”を持つ二人が、お互いの領域を邪魔しないようにしつつもさまざまな意見を交換し合い、複眼的に作品に向かう豊かな打ち合わせを経ました。すでに刺激的な創作プロセスが始まっており、大きな手応えを感じています。
■前川知大(脚本)
約10年前に上演し、いつかもう一度やりたいと思っていた戯曲『PLAYER』。ここに描いたある種の気持ち悪さや不気味さを長塚さんが面白がってくださり、新たな構造を加えてまたお客さまに観ていただけることになりました。前とはまた別の角度で立ち上がる舞台を、僕自身、楽しみにしています。
■藤原竜也
出演が決まった際は、一人の観客としてずっと観劇をさせていただいてきた長塚さんの演目に、自分が俳優として参加できることを、素直にうれしく思いました。長塚さんや前川さんという、初めて組ませていただく才能のある方々から刺激を受けられることが、今から非常に楽しみです。
新たな自分を発見するため、そして次なるステップに進んでいくためにも、お二人の力をお借りして、この作品を良いモノにしていけたらと思います。
木場さん、仲村さん、成海さんを始め、共演者の方々にもしっかりとした俳優さんがそろっているので、信頼を寄せております。良いお芝居になるように一生懸命頑張って参りますので、今年の夏、ぜひ期待して観に来ていただけたらと思います。
■仲村トオル
出演のお話をいただいて、すごくいい匂いがしたので飛びついたのですが、すごいことが起きそうな予感がします。
演出の長塚さんは舞台の演出家の方としては、2012年の『エッグ』の野田秀樹さん以来の「はじめまして」ですが、僕の中の「初めて押されるスイッチ」を見つけてくれる方のような気がしています。
前川さんの戯曲はSFやあの世のようなお話でありながら、この世で地に足をつけて生きている人に染み入るものがあるところに魅力をですね。未踏の世界に行って、自分的世界新記録を出したいです!
■成海璃子
長塚さん、前川さんはじめ、キャストの方々とも舞台で共演は初めてなので、とても楽しみです。良い作品になるように頑張りたいと思います。
■木場勝己
出演のお話をいただき、作・演出・共演者、そのどれも“相手にとって不足なし”、気持ちが高ぶりました。
演出の長塚さんは、役者としての共演はありましたが、演出される今回をとても期待しています。拝見した中でも特に三好十郎の演出は素晴らしかった。
戯曲の前川さんには、私と世代の違う方の世界観に、期待しています。歳を取るということは、可能性の灯火が小さくなっていくことですが、何とか逆転したい。そんな無謀な気持ちに手を貸してくれるでしょうか。私には絶対書けない前川戯曲に興味津々です。
■真飛聖
出演のお話をいただき、とてもうれしかったです。ストレートプレイは初めてなので、分からないこともたくさんあると思いますが……、素晴らしいメンバーの中に参加できる喜びと、緊張で、今から気持ちが忙しいです。
長塚さんとは以前ドラマでご一緒させていただいているのですが、その時は演者同士の関係性でしたが、今回は演出していただくということで、長塚さんがつくり出す独特ですてきな世界観の中に、どのように自分が存在出来るかが課題になると思いますが、とても楽しみにしています。
戯曲の前川さんにしか生み出せないストーリーの中に自分が役を通して存在させてもらえることがとてもうれしいですし、自分自身まだ気が付いていない何かに出合える気がしています。こんなにも実力ある方々が集まった舞台に参加させていただけて幸せですので、たくさんのことを吸収したいですし、たくさんのことを感じたいです。素直に気持ちでこの夏、ぶつかっていきたいと思います!